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Le 19 Juillet 2012 ~自然の中に在るというコト、再生~





+ le 19 Juillet 2012, ma tante est partie au voyage du ciel +


赤く燃える小さな炎をみつめていると。。。


足下でメラメラと熱をあげる掘火燵の香りに包まれる


真冬の古い木のおうち

四角い箱を囲む大人たちの喋り声が聴こえてくる


仏壇前の沢山の果物

お線香の煙がモクモクと立ち上る

柔らかな情景が浮かんでくる



また一人

そして また一人

ガラスの扉をガラガラと開けては

仏壇の前で チィンして

お辞儀をする


割烹着姿のおばさんたちが

お皿いっぱいのご馳走を運んでくる


歳がバラバラなコドモたちが

畳の部屋をチョロチョロしている


「冷蔵庫から、好きなのもっておいで!」


真っ先に駆け出す姉 続いて従兄弟

その後をチョット遠慮気味についてゆく

一番チビな自分


ヌキ足 サシ足 猫歩き


ボーリングのピンのやうに

規則正しく仲良く冷えているサイダーの瓶


その頭をシュポンシュポン と

順番に抜いてもらうと

コカ・コーラの白いロゴの入ったグラスの中に

放出される ミラクルな泡 が 広がる


「そんなに早く注いだら 飲むところなくなっちゃうよ」


「泡になって 消えちゃうんだよ」





"母" という名の "国" を離れてみると

そんな遠い昔の記憶が思い浮かぶことがしばしばあって

いつか観た風景や何処からか漂う懐かしい香り、、、

異国の地で感じるモノすべて 真新しい筈なのに

何故か不思議と記憶のポケットが疼いたりした


私が渡仏を決めたとき

なかなか嫁にもいかずに と 気を揉む母の傍で

誰よりも私の幸せを想ってくれた 叔母ちゃん

祖母が居ない私の 祖母のような存在だった 叔母ちゃん


「お前なら大丈夫だ。

 いつか、ひとりぼっちでここへ戻ってきても

 叔母ちゃんがイイ人、みつけてやるから心配するな!」


そういって

私のお尻を パーン!と叩きながら

大きな口を開けて ガハハ と笑った


あれが

叔母ちゃんと過ごした 最後の時間となった


叔父ちゃんの旅立ちから 約20年

あの時ぶりに逢う 懐かしい顔ぶれたちが

そして 叔母ちゃんという人 の

存在の大きさ 改めて知ル程 に

溢れるばかりのたくさんの人々のココロが

2日間に渡り たくさんのお花に囲まれた

大きな 大きな 叔母ちゃんのお庭に集った


歳の近いワンパク坊主たち は おとっちゃんに

生まれたばかりだった赤ん坊 は 立派に成人し

皆のよく知る 馴染みの手 と

たくさんの若い孫たちの男手によって

叔母ちゃんを乗せた箱船 は 旅に出た


「たとえこの肉体が滅びてしまっても

 私たちの魂 は 永遠なもの なので

 また新しい姿となって 生まれてくるのです」


昨日、自分のお庭へと持ち帰った

花たち を 活けながら

お坊さんが残した言葉 が 凛 と 響いて


花が微笑った**



















categorie :不思議な出来事
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